自動車保険の特約とは

 

前項でも少し触れましたが、任意保険には特約があります。もともと自動車保険は種類が特に多い保険です。内容をあまり把握せずにデーラーで加入したりすると、中には自分には不要な契約があったり、逆に不足している契約もあるかもしれません。こうした特性をよく理解して、ピッタリと合った契約をしたいものです。

 

ちなみに自動車保険は損害保険のひとつですから、そこで特約もあります。代表的なのは盗難補償です。盗難補償もいわゆる「特約」と呼ばれている条項であり、各人の判断で追加できるようになっています。

 

最近特に多い特約が「ファミリーバイク特約」です。この特約は、自分以外に同居している子供、別居していても大学に通学する子供なども対象になっていて、125cc以下のオートバイ(原付一種、二種)に限定した特約です。このファミリーバイク特約に人気があるわけは、ひとつ契約で、その家庭で所有する全てのバイク(125cc以下)が補償対象となっている点です。この点が自動車の場合とは大きく異なります。子供が2人いて、別々のバイクに乗っているとしても、一つの保険の補償対象になるため、かなり便利です。

 

「他車運転危機担保特約」というその他の特約もあります。これは「ドライバー保険」となる保険で、他人の車を運転していて事故を起こした場合に限定して効力を発揮します。自動車保険ではこうした特約が自動的に付加されていることも多く、注意深く契約内容を読まないと、損をすることもあるわけです。